久しぶりの連休に小躍りしている奏(かなで)です!しかし、体力の回復に全集中し、ほとんどゴロゴロ・・・
そんな日も大事(笑)
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保育教諭という言葉、保育士をしている皆さんならご存じですよね?
簡単に言うと、保育士資格と幼稚園教諭免許を両方保持している人のことです。
認定こども園で働くときにこの保育教諭という言葉が出てきます。
国の施策として、認定こども園を増やしましょうということがあるので、今後は両方の資格を保持している方が良いと思われます。
ですが、保育士資格を試験で取得した方は幼稚園教諭免許を持っている方が少ないのではないかと思います。
そこで、今回は幼稚園教諭免許授与に関する特例制度について語っていきたいと思います。
それでは、始めましょう。
特例制度とは
いきなり特例制度と略していますが、保育士の試験組の間では特例制度で意味が通じます笑
正式名称は「幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例」です。うん、長い。
これは、認定こども園で働く際に期限付きの措置としてどちらか一方(保育士or幼稚園教諭)でも保育教諭として良いですよ。でもその間に本来の取得単位より単位数を少なくしますから、資格(免許)を取って下さいね。という特例です。
突然、認定こども園で働く人は両方の資格と免許を持たないと働いてはいけません!となると、どちらか一方しかもっていない人は失職の危機です汗
法律では両方の資格を持つものを保育教諭とすると決まっていますが、移行期間の経過措置としてこの特例制度が実施されているわけです。
当初は5年を期限としていましたが、令和6年度末(令和7年3月)まで延長されました。
特例制度の条件
で、保育士資格のみを持っている皆さんがやらなければいけないことは・・・
①保育所等で実務経験を積む
②大学等で指定された科目の8単位を取る
③都道府県の教育委員会に申請書を送る
の3つです。
順番に説明しましょう。
①保育所等で実務経験を積む
全くの未経験の人は資格を取ったらまず施設で3年且つ4320時間の実務経験を積まなければいけません。
フルタイムで働く人は3年働けば余裕で時間はクリアできます。
パートタイムの人は必ず時間は計算しておきましょう。
できれば、毎月の労働時間をメモしておくのが良いと思います。
短時間であれば3年ではクリアできない場合もあるので気を付けてほしい所です。
あと、保育士の資格があればどこで働いても良いわけではなく、保育所、認定こども園、小規模事業保育など決められています。
さらに、施設で働いてればいいわけでなくきちんと保育に携わっている必要があります。
詳しくは→こちら。(文部科学省の特例制度Q&Aへとびます)
②大学で指定された8単位を取得する
実務経験での目途が立ったら、次は単位取得です。
福祉系の大学で特例制度に則ったコースを開設しているところが全国にあります。
遠くの大学でも通信で受講出来たりもするので、ぜひ検討してみてください。
ちなみに、奏は放送大学で8単位を取りました。
放送大学はラジオやオンライン等で授業を行っている通信制の大学なので、場所を選ばず受講することが出来、サテライトスペースや学習センター(キャンパス)が全国各地にあるので試験を受けるにも便利です。
そして、何より費用が安いです!
履修期間を半年か1年か選べ、単位ごとに授業料が設定されているので、選科履修生(1年在籍)の入学金が9000円、プラス8単位分の5教科合わせても約53,000円で済みます。
科目履修生(半年在籍)の場合はもっと安く、入学金が7000円です。
コスパ良すぎです。
特例制度特集のページもあるので興味のある方は見てみて下さい。
③申請書を送る
大学で無事8単位取得したら、最後に都道府県の教育委員会に申請書を送ります。
ただ、この申請書も準備が大変で勤務している園の園長に所見を書いてもらったり、法人に実務経験の証明をしてもらったりと大分骨が折れます汗
大学等の卒業証明書も準備が必要だし、履歴書も書かないとなので時間はかかりますが、免許取得のために頑張りましょう笑
ここをクリア出来れば、晴れて幼稚園教諭免許取得、保育教諭になれます!!
最後に・・・
いかがでしたか?
中々遠い道のりのように思いますが、取得してしまえば一瞬の出来事です(笑)
私は保育士の資格を取ろうと思っていた時にちょうどこの特例制度が始まったくらいだったので、当初から免許取得を目標に頑張っていました。
3年後、幼稚園教諭免許をとれた時は嬉しくて免許状を見てはニヤニヤしていました。他人には見せられない姿です。
今でもそのまま保育園で働いているので、免許を活かせてはいないですが、頑張った証として免許状を保育士資格証と一緒に大事に保管しています。
今から免許を取ろうと思っている方、この特例期間は本当に取りやすいと思いますので、ぜひに頑張っていただきたいと思います。
では、また。
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