保育士になる時に必要なスキル

こんにちは。奏(かなで)です。

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8年間保育士として頑張ってきましたが引退しました。

理由はいろいろありますが、これからも元保育士として有益な情報を発信できたら良いなと思っていますので、よろしくお願いします!

さて、これから保育士を目指す方もいらっしゃると思います。保育士についてはよく分かっているけど、実際の現場では何が役に立つのかというのが曖昧な方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今回は保育士になる時にしておいた方が良いちょこっとスキルをご紹介したいと思います。

それでは、始めましょう。

手遊びのレパートリーを増やす

言わずと知れた保育士にとって必須のスキルです。

専門校等に通われて保育士になった方なら多少の手遊びはご存じかと思いますが、試験組は中々覚える機会がないかと思われます。

かく言う私もほぼほぼ手遊びのレパートリーがないまま保育士になってしまい、後々まで手遊びに対しての劣等感を抱きながら働くことになってしまいました。汗

手遊びは特に乳児クラスになればなるほど必須になります。

私が保育士になりたての頃、1歳児クラスに入っていましたが先輩保育士に「子どもを待たせたらダメ。」との教えを受けました。

子どもを待たせないためにどう動いたらいいのかを常に考えていたものです。

しかし、そうは言っても子どもに待っててもらわなければならない場面というのは出てきます。特にクラスの人数が多ければ多いほど。

そこで役に立つのが手遊び!

子どもたちがわちゃわちゃしている時でも、先生がひとたび手遊びを始めると「なになに~?」と寄ってきて一緒に手を動かしてくれます。かわいいです♪(笑)

子どもたちが飽きないためにもレパートリーはあればあるだけ良いと思います。

手遊びに関する本もありますし、YouTubeでも検索すればたくさん動画が出てきます。

手遊びに自信がない方、是非レパートリーを増やして「手遊びなら〇〇先生!」と言われる存在になって下さい!

ちょこっと遊びを仕入れる

乳児クラスが手遊びなら幼児クラスはちょこっと遊びです(笑)

幼児クラスでも手遊びをしても良いと思いますが、体を動かしたり集中力を要したりという方が大きい子には喜ばれる気がします。

幼児クラス、特に年中・年長クラスになると待つ練習も必要になってきますが、待ち時間が長すぎたり「これ何待ちなん?」という時間が何かしらであるわけです。

その時に活躍するのがちょこっと遊び。

これに関しては書籍もありますが、何でもいいと思うんです。

「先生vs子どものじゃんけん大会」だったり「先生の真似をする」だったり。

ハンカチ遊びやストレッチでも子どもにとっては楽しいもの。ありとあらゆるものがちょこっと遊びになり得るのですが、その時に先生自身が「なにしよう?」と困ったり迷ったりしているとその雰囲気が子どもにも伝わって、騒がしくなってしまうことも。

そうならない為にも、ちょこっと遊びのレパートリーを何個か持っておくと安心ですね。

はさみの練習をする

保育士の必須スキルの代表格と言えば、はさみ!!!

声を大にして言いたい!

はさみは大事!!!!!!

ほんとに大事なんです。はさみ。

はさみが苦手な方は本当に練習した方が良い。

はさみが使えないだけで仕事できない認定される可能性も0ではありません。汗

何も切り絵師張りにスキルを磨く必要はないですが、せめて線の上をがたがたにならないように切るくらいは出来た方が良いです。

私が働いていた園にも苦手な先生がいて、大量のはさみ仕事をお願いしたいけど遠慮させてもらったことが幾度もありました。

はさみが出来ないと仕事が一つ出来ないことになってしまうのです・・・

ただでさえ忙しい保育士にとってこれは結構なマイナス要因です。

はさみに苦手意識を持っていらっしゃる方はぜひ自主練をすることをお勧めします。はさみも練習すればするほどコツをつかみ上手に切れるようになってきます。私もそうでした(笑)

しかも、苦手だったものを克服するとその経験を活かして子どもに教えるときにも役に立ちます。逆に大きなアドバンテージにもなるのです。まさにピンチはチャンス!

「はさみをお願いするなら〇〇先生!」と言われる存在になって下さい!

簡単なイラストを描けるようにする

イラストや絵が苦手な方も多いですよね・・・

分かります。私も苦手です汗

ただ、簡単でかわいいイラストが描けるとクラス便りにちょっと書き添えたり子どもたちとのコミュニケーションツールにもなったりするので、描けて損はないです。

私は保育士になってからアン○ンマンや○ラえもんが描けるようになりました(笑)これこそ本当に練習の賜物です!

必要に迫られ、自宅で何回も何回も書く練習をしてA4用紙にぶちゃいくなキャラクターたちが量産されていきましたが、おかげで子どもたちに「先生うまいやん!」と上から目線で褒められるようになりました。

キャラクターを描けるようになればそれはそれでいいですが、ハードルが高いと思われる方はまずはちょっとしたイラストから描けるようになると良いですね。これも書籍や動画などが参考になります。

家事スキルを身につける

これは一人暮らしをしている方や主婦経験のある方なら問題ないと思いますが、意外と家事スキルって必要になります。

昔は保母さんという名称だったように母親代わりにお子さんを預かる保育士。掃除や洗濯はもちろん、ごはん(離乳食)やおやつの知識も必要です。

細かいようですが洗濯物を干すときはしわを伸ばすとか、たたむときは端と端をきちんと重ねるとか。そんなの出来るでしょと思われがちですが、ごく稀に出来ない人がいます。そして、このような雑用の部分ってベテランのパートの先生が担ってくれることも多く、出来なかったりいい加減だったりするとそれだけでちくちく言われたりもします。(*_*)

そして、ごはんやおやつに関しての知識も重要で食育が大事だと言われる中、保育士自身にその知識がないと子どもたちに話が出来なかったり、保護者から食に関する質問をされたときに答えられなかったりしますし、食物アレルギーを持つ子供が多くなっている中で何の食材が使われているのかが分からないと大変なことになってしまう可能性もあります。

家事スキルに自信がない方は動画などで勉強して知識を得るだけでも全然違うと思います。あるとないとでは大違い!

家事スキルとは違いますが、保育士として働き始めた時に私には吐しゃ物処理の知識がなく、吐しゃ物をふき取るだけで良いと思っていました。が、違ったんですね。感染性の嘔吐の場合、感染拡大しないよう、なおかつ自分も感染しないようにきちんと処理の仕方があり、それを動画で勉強しました。その直後クラスの子が大量の嘔吐をし、早速その知識が役に立ったという出来事がありました。

ですから、どんな知識でもないよりはあった方が良いと身をもって実感したわけです。

仕事に慣れるまでは、実務の面で勉強することばかりでした。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?

そんなこと?と思われるスキルもあったと思います。

が、保育士をしているとどれも大切なスキルだとわかります。

もちろん、これだけではありません。まだまだ紹介してないものもありますし、しきれません(笑)ただ、保育士になるまで自分で練習すればどうにかなる部分でもあります。

何でもできる必要はありませんが、出来るに越したことはありません。

自分で出来るものが増えればそれだけ仕事がはかどりますし、他の先生を手助けできることもあります。信頼できる先生に仕事を頼めることほど心強いことはないと思うのです。

「この先生に頼めば間違いない」

子どもからも保護者からも同僚からも信頼されるって最強ですよね!

ひとつづつ出来ることを増やして、最強の保育士を目指しましょう♪

では、また。

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