保育士をしていて良かったこと。その2

保育士を辞めて別の仕事をしていても、ふとした瞬間に担任をしていた子どもたちを思い出し、「あの子はもう年長さんなんだなぁ。」「えー!もう小学3年生?!」と時間の経過に驚きを隠せない奏(かなで)です。

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今回も奏の主観でお届けする「保育士をしていて良かったこと」のその2をお届けしたいと思います。

つらいつらいと思っていても振り返ると楽しかったことや成長できたことがたくさんあります(^^)

それでは、始めましょう。

コミュニケーションの仕方を学べる。

社会人というのはたくさんの人と関わりあって生きています。保育士も例外ではなく実にたくさんの人と関わり合っていかなければなりません。子どもはもちろん保護者、上司、先輩・後輩、パートの大ベテランの先生・・・思い出しただけで汗が出そうです(笑)

あ、私が働いていた職場の現場レベルでは全体的な人間関係は良い方だったと思います。個人対個人での感情的ないざこざは少ないながらもあったようですが、幸い皆さん大人な人たちばかりでしたので表立ったトラブルというのはありませんでした。本当にそれは働いていた上では救いだったと思います。

このようにたくさんの人たちと関わり合って仕事をするにはやはり人間関係というのはとてつもなく重要になってきます。

そこで大切なのはコミュニケーション能力です。協調性と言っても良いかも知れません。

前回の記事でもお伝えしましたが、コミュ障気質の私は初めから上手くコミュニケーションが取れていたわけではありませんでした。人見知りの為、口数が少なく聞きたいことも聞けず、一人であれやこれやと考えてしまうため、初めて一緒に働く人にとっては「大丈夫か?こいつ。」レベルです(笑)

そんな私でも環境に鍛えられ、気が付けば年度初めに初めて会う保護者や、新しく入職してきた同僚にも笑顔で声をかける能力を手に入れることが出来ました。まぁ、仕事と割り切っていた部分もありましたが、それでもこの能力を手に入れたのは大きなことで、今も仕事で役に立っています。

人の性質はそれぞれですので一概にこうした方が良いよ!というのは難しいですが、もしコミュニケーション能力に自信がないのであれば、小さなことから始めてみると良いと思います。

私が実際にやっていたことは、まず何でも良いから話しかける。一番大きい壁です(笑)でも、本当に一言だけでいいんです。しかもすれ違いざまに。

保護者であれば「今日暑かったですね~!」とか「あ、髪色変えました?」とか少しの気づきに対して勇気をもって話しかけてみて下さい。保護者によっては塩対応かもしれませんが、それは気にしなくてOKです。もしかしたら保護者の方も人見知りかもしれないし、たまたま機嫌が悪かったのかもしれない。でも、先生に声かけられたなっていう印象は残りますよね。それを積み重ねていくことでやがては話しやすい相手となり、信頼関係も生まれやすくなります。

千里の道も一歩から です!

子どもの言動に癒される。

子ども好きが多い保育士。ここは全員が好きであってほしいですが・・・(笑)

子どもの純粋で素直な言動に癒されることは数知れず。保育士同士の会話でも子どものかわいい言動を言い合い?自慢し合い?癒されています。

子どもに注意する場面や叱る場面でも、視界の端に謎の行動やかわいいしぐさが目に入ると少し気が緩んでしまう保育士も少なくないと思います(´▽`*)

そして、もうへとへとになってしまった時に子どもをぎゅーっとハグすると疲れが癒されていくんですよね。自分の子どもが居ない私ですら癒されるのですから、自分の子どもなら尚更なんでしょうね!

あまりにもギューッとしすぎて突き放されてしまうこともある(笑)のでやり過ぎ注意ですが、子どもの癒しパワーというのは本当に絶大な効果があります。

世の中のお母さん、イライラしたときは逆に子どもをハグするの推奨します!

絵やピアノが上手になる。

これは努力の上に成り立つものですが、必要に迫られると練習しますよね。練習すれば必然的に上手になります。

実生活に役に立つかと言われれば、まぁ微妙なところはありますが生活が豊かになる助けにはなるかもしれませんね♪

絵やピアノが上手になると描いたり弾いたりすることが楽しくなってきます。それはもう趣味にまで昇華している証拠です!休みの日にでも絵を描いたりピアノを弾いたりして楽しく過ごす。最高のお休みですね。

保育士になったら趣味が増えたというのは実際あるかもしれません。

私は小さいころから何かを作ったり組み立てたり細かい作業をするのが好きでした。それが保育士になって製作や作り物をするようになって、やっぱり好きだなぁと再認識し、今ではハンドメイドでアクセサリーや雑貨などを作るようにまでなりました。

こんな風に保育士になっていろいろ経験していく中で、新しい自分や眠っていた自分と出会い、生活が豊かになっていくというのは素敵なことです。保育士をしなければ今の自分にはなっていなかったかも知れません。そう思うと保育士をしていて良かったなぁと思います(^^)

子育てに関する知識が豊富になる。

私が保育士試験の勉強を始めた時に、テキストを読みながら「世の中のお母さん、みんなこの勉強したら良いのに・・・」と思ったことがあります。それくらい保育の勉強というのは素人目から見ても子育てに役立つ知識の宝庫です。

普通に考えたらもちろんそうなんです。子育ての知識もなければ保育は難しいと思うので・・・(汗)

さらに、保育士としての経験を積む中で子どもの健康や安全、栄養、発達、教育、心理などに関する保育の知識を実際に現場でブラッシュアップしていくので、子どもに関するプロフェッショナル度合いにさらに磨きがかかるわけです。

保育と子育ては違うとはよく聞く話ですし、私自身子育て経験もないので何とも言えない話ですが、今自分が子どもを持ったとしても保育士をしていた経験から全くの知識0の過去の自分よりは余裕を持って育てられるのではないかと思っています(笑)

3時間おきの授乳とか夜泣きとかその辺の体力勝負なところでは負けそうな気もしますが(;´∀`)というか、ずたぼろになると思いますが、赤ちゃんから就学前までの子どもたちを何百人も見てきた経験というのは必ず子育てには役に立つはずです。

やはり、保育士をしながら母親業もしている人は最強ですね!

仕事に困らない。

保育士資格は女性が活かしやすい最強資格の一角を担っていると思っています。

これはあくまで私自身の意見なので気分を害される方が居たら申し訳ないのですが、これだけ性差別をなくそうとしている社会の中でもやはり女性の方が平均年収が低いだとか、結婚・妊娠がきっかけで仕事を辞めるのは女性の方が多いだとか、まだまだ女性に不利なことが根強く残っているのを感じています。更に言うと、年齢という壁も女性には強敵です。例えば40代50代で転職、復職しようと思っても残念ながら年齢で弾かれていることもあるでしょう。よほど秀でていない限り同じ条件なら若い方を採用するというのは日本社会のシステム上仕方ないのかもしれません。

しかし、保育士資格を持って保育業界で働くとなれば話は違います。

30代はもちろん、40代50代でも働き口はいくらでもあり、下手すれば資格を持っていれば未経験OKのところも多いです。私も初めはそうでした(笑)

さらに働く場所は日本全国津々浦々にあり、もし旦那さん(彼氏さん)が転勤になっても地元に帰らなくてはいけなくなっても仕事には困りません。

実際、私は今別の仕事をしてますがもし上手くいかなくても、働き口には困らないという絶対的な安心感を持っています!それくらい保育士の資格は最強だと思っています。

あとは仕事に見合うだけの所得と休みがあれば言うことなし!!(笑)

最後に。

いかがでしたか?

保育士をしていて良かったことを2部構成に分けてお伝えしました。

保育業界のマイナスな部分がクローズアップされ、保育士による事件や事故も大きく取り上げられることが増えました。

そんなこともあってか、住んでいる地域の短大の保育学科は定員割れになっているそうです。

でも、保育所、保育園は現代社会においては絶対必要な場所であり、保育というお仕事も辛いこともありますが本当にやりがいもあるし、楽しいです。何より保育士として働いていること自体が社会貢献になっているという事実もあります。

保育士が辛いことだけでなく、楽しいこともたくさんあるし自分自身も成長できる職業だということが伝わればうれしいです♪

では、また。

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